プロが教える安心して花粉症対策に臨むための治療のすべて

花粉症の患者数は日本国内にどのくらいいるかご存知でしょうか?花粉症は現在では国民病とも呼ばれるほどの患者数です。日本国民の5人に1人が花粉症だと言われています。また、その多くが杉花粉症であるというのが日本の花粉症の特徴です。今では日本の花粉症の多くは杉の花粉症ですが、実は日本で最初に診断された花粉症はブタクサ花粉症でした。戦後、初めて日本国内で花粉症の患者として認定されたのはブタクサ花粉症で杉ではなかったというのは意外ですが、実は杉の木は戦後になってたくさん植えられるようになったものなので、その後、杉の木が大きくなる数十年間は杉の花粉症になる人はいなかったということです。



戦後になって国内にたくさん植えられた杉の木は国有林などで管理され、今でも多くの花粉を飛ばしていますが、中にはこの杉を伐採して別の木を植えるべきだと言っている人たちもいます。実は、杉の木は成長が早く、戦後の焼けた山肌を手っとり早く緑で覆うという目的で植えられた面もあるため、国有林として積極的に保護するインセンティブはそれほど高くはないはずです。地球温暖化などへの影響を考えるならば、針葉樹よりも広葉樹の植林をした方が良いのではないかという意見もあり、今後の展開には注目が必要です。花粉症患者にとっても、杉の木が減れば花粉の量も減るので、今後の展開が気になるところです。

花粉症になりやすい食生活

花粉症対策
花粉症になる人にはある共通した食生活の傾向があります。花粉症はアレルギーの一種で、アレルギーというのは体質によって反応が変わるものです。つまり、花粉症になる人には、アレルギー体質だということです。そして、アレルギー体質は、食生活によって大きな影響を受けます。花粉症の症状を緩和するためにも、アレルギー体質になりやすい食生活を避けるようにしましょう。

花粉症になりやすい食生活の代表は、油ものです。揚げ物やクリーム、バターなどの脂肪分を多く摂ることで、アレルギー体質になりやすくなります。なぜこうした食生活が花粉症になりやすい体質をつくるのでしょうか。花粉症は、免疫系というメカニズムに関係しています。免疫系というのは、体に入ろうとする異物を排除する仕組みです。油っぽい食事は消化に時間がかかるため、消化不良になりやすく、それが腸内で異物として認識され、免疫系が働きやすくなります。免疫系が活発になることで、花粉やその他のアレルギー物質にも反応しやすくなり、結果として花粉症にかかりやすい体質になってしまうのです。花粉症になりにくい体質になるためには、こうしたメカニズムを理解し、油ものを避け、健康的な食生活を送る必要があります。

花粉症と洋食

花粉症の人は洋食を食べ過ぎない方が良いと言われています。洋食は肉類や脂が多く含まれているため、花粉症のようなアレルギー症状を悪化させる原因になると考えられているからです。花粉症は体内にある免疫系という、異物を排除する仕組みが花粉に反応して起こるものです。そのため、この免疫系の働きを刺激するような食生活をすることで、花粉症が悪化するというのが背景にある考えです。

なぜ洋食が免疫系を刺激し、花粉症を悪化させるのかという仕組みを簡単に見てみましょう。まず、洋食に多く含まれる肉類や脂肪分は消化するのに時間がかかるので、体内に取り込まれずに腸まで残ることが多くあります。そのため、体内で栄養分ではなく異物として認識され、免疫系の働きを活発化させることになります。免疫系は一度活発化して抗体を作り出すと、しばらくその抗体の数は増え続けます。つまり、体に入った異物に対して、数多くの抗体が反応することになります。症状として見ると、これは、涙が止まらなくなったり、鼻水が止まらなくなったりといった過剰反応として表れます。花粉症の症状がひどくて悩んでいる人は、食生活を見直してみてください。症状を改善するきっかけが見つかるかもしれません。

花粉症を悪化させる油

花粉症対策
花粉症は食生活によって改善したり悪化したりすると言われています。花粉症を悪化させるものとしてよく知られているものが、油分です。花粉症はアレルギー症状の一つです。アレルギー症状は身体の中のタンパク質のバランスによって症状が悪化したり良くなったりします。つまり、花粉症も食生活によって大きく影響をうけるということです。

花粉症を悪化させる油として知られているのは、ベニバナ油、ひまわり油、コーン油などの植物油です。こうした油の中にはリノール酸という物質が多く含まれています。このリノール酸は、体内に取り込まれるとアラキドン酸という物質に変わります。そして、このアラキドン酸は、ロイコトリエンという物質を作り出します。ロイコトリエンという物質にはいくつか種類がありますが、アラキドン酸から作られるロイコトリエンはアレルギー反応を悪化させることが知られています。花粉症のメカニズムはまだ完全には解明されていませんが、最近の研究ではこうしたアレルギー症状を悪化させる物質との関係が分かってきています。体の仕組みは複雑で、物質は身体の中に入ることで様々に変化するため、何が影響しているのかを特定するのは難しいですが、分かっている物を避けることで症状が緩和するのであれば、食事の際に気をつけたいですね。

花粉症と甘いもの

花粉症の人は甘い物の食べ過ぎに注意が必要です。花粉症はアレルギー反応の一つですが、アレルギー反応は食生活によって悪化することがあります。甘い物全般に含まれている白砂糖は花粉症をはじめとするアレルギーを悪化させることが知られています。砂糖は体内で分解される時にビタミンB1を消費します。砂糖をたくさん摂るとそれだけ多くのビタミンB1が消費され、体内で他にビタミンを必要としているところにまで行き届かずにビタミン欠乏を起こします。ビタミン欠乏は、花粉症などのアレルギー症状を悪化させるだけではなく、イライラしやすくなったり、落ち着かなくなったりする原因にもなります。

花粉症のようなアレルギー症状は、体内の微妙なバランスに影響を受けるため、花粉症の症状を和らげるためには食生活を見直すことが重要です。食事は、身体の中に取り込まれることで、様々な物質に分解されます。体内でどの物質がどの物質と結びつくのかということはまだ研究の過程ですが、その中のいくつかの関係は既にかなり解明が進んでいます。花粉症の症状を悪化させないためには甘い物を食べ過ぎないようにする、というのもそうした研究の成果の一つです。今後も、花粉症に関係のある食材について解明されることが期待されますね。

花粉症の鼻づまりに大根おろし




花粉症になって辛いのは、鼻づまりです。花粉症の鼻づまりに効く薬もありますが、鼻炎薬の多くは眠気を誘うものが多く、頭がぼーっとしてしまうので、つい使うのを躊躇ってしまいます。そこで、花粉症の鼻づまり対策に効く、民間療法を一つご紹介します。花粉症で鼻づまりがひどくなった時には、大根おろしを作り、その汁を脱脂綿につけて鼻に詰めると良いと言われています。大根おろしの汁を2~3回鼻につければ、鼻の通りが良くなります。

昔は花粉症の薬などはなく、鼻炎で鼻づまりがひどいときなどには、こうした生活の知恵で対処していたのでしょうか。風邪の時に、喉にネギを巻くといった方法に近いものがありますね。花粉症になっている人は昔に比べて今の方がずっと多いようですが、昔も免疫力の弱かった人や、杉の多い地域に住んでいる人などは花粉症になっていたのでしょうか。医療の研究や、医薬品の研究によって、昔から伝わる民間療法にきちんとした科学的な根拠が与えられてきており、大根おろしの汁で鼻づまりが解消するというのも、大根おろしに含まれる成分がちゃんと作用していることが分かっています。花粉症だけでなく、鼻炎がひどい時にも効くそうなので、薬を使いたくないときなどに試してみてください。

花粉症には玉ねぎが効く

花粉症に効くとされる食べ物はいくつかありますが、ここではその中の一つ、玉ねぎの効果を紹介します。花粉症はアレルギー症の一つで、人間の体の中にある免疫系という仕組みが働くことで起こります。免疫系というのは本来、人間の体の中に入ろうとする異物を排除しようとする仕組みです。つまり、身体の防衛隊ということです。しかし、免疫系は、時に過剰に反応することがあり、それが、花粉症の症状である止まらないくしゃみや涙、鼻水といった症状として出てきます。

さて、そうした花粉症の症状を抑えるためには、二つの方法があります。一つは、免疫系が働かないように、刺激を避けること。つまり、花粉を吸い込まないことです。もう一つは、免疫系が過剰反応しないように、免疫力を上げることで、ちょっとくらいの花粉では過剰反応しないようになることです。これは、耐性をつけるということですね。玉ねぎは、この後者の免疫力をつけるという点で効果を発揮します。花粉症の原因である花粉の通り道になる肺と気道をきれいにしてくれます。また、花粉症で起こる喉や鼻の炎症を抑制し、鎮静作用によって痛みを和らげてくれます。花粉症で苦しんでいるのであれば、ぜひ、日々の食事に玉ねぎを使ってみましょう。

花粉症の人は肉食に注意

花粉症対策
花粉症の人は肉食に注意が必要です。ここでいう肉食というは、動物性たんぱく質を多く含む食事のことです。花粉症の人がこうした動物性たんぱく質をたくさん摂ると、花粉症を悪化させる可能性があるため、食事の際には注意が必要だと言われています。なぜ肉食が花粉症を悪化させるのかを理解するためには、簡単にアレルギーの仕組みを理解する必要があります。花粉症をはじめとするアレルギー反応は、人間の体の中に入ってくる異物に対する過剰反応です。体に入ってくる異物の量が多ければ多いほど、その異物を排除しようとする反応は強くなります。つまり、普段どの程度身体の中に異物があるかによって、いざ花粉症を発症した時の症状が変わってくるということです。

動物性たんぱく質は身体の中で消化されるのに時間がかかり、消化器官の最後の方まで残ることがあるため、体内では栄養分としてではなく、異物として認識されることがあります。そして、この異物として認識された動物性たんぱく質を撃退しようと、体内では免疫系が活発になります。また、肉の脂身に含まれる脂肪酸はアレルギー症状を悪化させる物質を作り出す元にもなります。以上が、肉食が花粉症を悪化させるメカニズムについての簡単な仕組みです。

花粉症の人は魚を食べよう

花粉症の人は魚を食べると良いと言われています。花粉症はアレルギー症の一種で、アレルギー症は食生活によって悪化したり改善したりします。そのため、花粉症になった人は、食生活を見直すことで、症状が改善することがあります。花粉症のようなアレルギー症状を持っている人は、肉食よりも魚食の方が良いと言われています。魚には体に良いとされているたんぱく質が多く含まれているので、症状の改善に効果が期待できます。魚に含まれているα-リノレン酸、EPA、DHAというたんぱく質は、アレルギー反応を抑制する働きがあると言われており、花粉症にも効果があります。

花粉症になりやすい人は、逆に見ると、肉食や洋風の食事が多く、魚などの良性のたんぱく質をあまり取っていないということが分かっています。子育てなどをされている方は、子どもの食事にどのような食品が多く使われているのかを注意して見てみてください。子どもがすでにアレルギーなどを持っている場合には、お腹の中にいる時の食生活による影響もあるかもしれません。人間の体は日々食べるものによって構成されています。また、数か月もすれば体の細胞はすっかり入れ替わってしまうので、いま花粉症であったとしても、きちんと食生活を変えていくことで、十分、症状の改善は期待できます。

花粉症とアレルギー性鼻炎

花粉症対策
花粉症だと思っていたら、実は違う病気だった、ということは意外とよくあることです。中でも花粉症と間違えやすいのが、花粉症よりも多くの要因によって起こるアレルギー性鼻炎です。広い意味では花粉症もアレルギー性鼻炎の一種ですが、花粉症とアレルギー性鼻炎とでは対処法が異なる点もあるので、より的確に対処するためには、自分が罹っているのは何なのかをハッキリさせておいた方が良いでしょう。

花粉症は、花粉の飛ぶ時期に発症するものです。花粉の飛ぶ時期と言っても、春から秋まであるので、どの花粉に反応するのかによって異なりますが、ここで大事なのは、花粉症は季節的なものだということです。つまり、冬になっても鼻炎が治らないようなら、それはアレルギー性鼻炎の可能性が高いということです。アレルギー性鼻炎は、ハウスダストなどによっても発症するので、ほぼ通年、鼻炎の症状が出ます。また、アレルギー性鼻炎の人は、花粉症でもあることが多いため、花粉の時期には特にひどい症状になるようです。花粉症だけでだれば、花粉の時期に入る前に病院で予防の措置を取ることができますが、アレルギー性鼻炎ですと、一年中なので、なかなか事前に予防するということができません。もし、花粉症の事前予防を受けても効果がないという経験があるかたがいらっしゃったら、それはアレルギー性鼻炎かもしれませんね。

花粉症と冷え症

花粉症の人で、かつ冷え症でもあるという人は、花粉症の症状がひどくなりやすいようです。花粉症は、身体の中にある免疫系という仕組みの働きによって起こります。免疫系は、花粉のように身体の中に入ってくる異物を排除するために、身体にいろいろな反応を引き起こします。花粉症の症状である涙やくしゃみ、鼻水、咳はこうした免疫系の働きによって起こります。

花粉症を起こす免疫系という仕組みは、温度が低いと活動が鈍くなるという特徴があります。逆に温度が高いと活発に活動し、いわゆる免疫力がアップすることになります。それゆえ、花粉症で、なおかつ冷え症のひとは、この免疫力が低下しているために、ちょっとした花粉にも反応するようになってしまいます。そこで、花粉症に対抗する免疫力をつけるために、体温を上げる食べ物をたくさん摂るようにしましょう。身体を温める働きがあると言われている食べ物の代表は、ネギと生姜です。生姜は生姜湯などにして飲むとより効果的です。その他には蕪や人参、玄米や芋類があります。免疫力を高めると、花粉症だけでなく、その他の病気にもかかりにくくなります。体を温める食べ物をたくさん食べて、免疫力をアップし、花粉症に負けないようにしましょう。